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Friday, March 31, 2023

被災者の移動手段の確保へ、車両貸し出しで連携・新潟県 22年8月豪雨時に支援、日本カーシェアリング協会(宮城)と協定 - 新潟日報デジタルプラス

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 新潟県は3月30日、昨年8月の県北豪雨で被災者に車両を無償で貸し出した「日本カーシェアリング協会」(宮城県)と、災害時に被災者が移動手段を確保するための協定を締結した。県と同協会が連携し、発災後の迅速な車両貸与を目指す。

 同協会は2011年の東日本大震災を機に発足した。車両の水没が多発した県北豪雨では、昨年8月下旬から村上市で活動を開始。これまでに延べ127台を貸し出した。

 30日には同協会の吉...

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Sunday, March 26, 2023

被災者役の高校生と救護訓練の検証などを行いました|神奈川県支部からのお知らせ|日本赤十字社 神奈川県支部 - 日本赤十字社

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昨年11月に行った秦野市内での「日赤第2ブロック支部総合訓練」に参加した県立二俣川看護福祉高等学校の生徒を対象に、訓練の検証と災害救護に関する勉強会を実施しました。
勉強会には同校看護科の2年生、約70人が参加。熱心に講義に耳を傾けていたのが印象的でした。
避難所で被災者役として参加した生徒は「日赤の救護班は、さまざまな職種から構成されているけれど、人の命と尊厳を守るという目的のために1つになっていることに感銘を受けました」と話し、看護師を目指す決意を新たにしていました。

皆さんの今後の活躍に期待するとともに、日赤の看護師として一緒に働けることを心待ちにしています!

     DSC_1416.JPG          DSC_1425.JPG      

    
     DSC_1427.JPG

▼訓練の様子はこちらをご覧ください

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災害ケースマネジメント普及を 静岡で勉強会 津久井弁護士が講演|あなたの静岡新聞 - あなたの静岡新聞

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 被災者一人一人の状況に応じた支援を行う「災害ケースマネジメント」の必要性について学ぶ勉強会が26日、静岡市清水区内で開かれた。日本弁護士連合会災害復興支援委員会元委員長の津久井進弁護士(兵庫県)が講演し、一律の基準では救えない被災者が存在するとして、同マネジメントに基づく支援の大切さを訴えた。

災害ケースマネジメントに基づく被災者支援の大切さを語る津久井進弁護士(左)と永野海弁護士=26日午後、静岡市清水区
災害ケースマネジメントに基づく被災者支援の大切さを語る津久井進弁護士(左)と永野海弁護士=26日午後、静岡市清水区

 昨年9月の台風15号の被災者支援に当たったボランティアらが受講した。同マネジメントは個々の生活状況や希望を踏まえながら被災者を継続的にサポートし、生活再建に結びつける支援の在り方。岸田文雄首相が国会で推進を明言するなど関心が高まっている。
 津久井弁護士は、東日本大震災などでの被災者支援の事例を紹介しながら、被災者の元に直接出向いて話を聞き、関係機関が協力してその人に最適な支援を提供する大切さを説明。「(支援制度という)器に被災者を合わせるのではなく、被災者にあった器を用意することが大事だ」と強調した。
 同委員会副委員長で静岡県弁護士会の永野海弁護士も講演し、公費解体や被災ローン減免など、生活再建にはさまざまな支援制度があることを知っておく大切さを話した。勉強会は、被災者支援に取り組む「震災がつなぐ全国ネットワーク」が主催した。

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トルコ・シリア地震 被災者のリハビリ支援 水家さん活動報告 斑鳩 /奈良 - 毎日新聞

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 トルコ・シリア地震の被災者支援のため、政府の国際緊急援助隊・医療チームの一員としてトルコで活動した理学療法士、水家(みずや)健太郎さん(37)=斑鳩町=が16日、町役場に中西和夫町長を表敬訪問し、活動内容を報告した。

 水家さんは香芝市の香芝生喜病院のリハビリテーション室所属で、2017年に緊急援助隊に登録。19年にアフリカ・モザンビークにサイクロン被害後に出向いており…

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Saturday, March 25, 2023

トルコ支援 被災前の現地を撮影した映画のチャリティー上映会 - nhk.or.jp

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先月に大地震が発生したトルコの被災地を支援しようと、この地域で暮らすクルド人の生活や現地の風景などを撮影した映画のチャリティー上映会がさいたま市で開かれました。

チャリティー上映会は、日本で暮らすクルド人を支援している団体が共同で開き、会場にはおよそ50人が集まりました。

上映された映画は日本人の映画監督がおととしまでの3年間、地震の被害が大きかったトルコ南部のカフラマンマラシュなどで撮影した作品です。

会場では、語り部とされるクルド人の男性が歌う様子やカフラマンマラシュの風景を撮影した映像が映し出され、集まった人たちはじっくりと鑑賞していました。

企画した団体によりますと、上映会の入場料は被災地を支援するため現地に送られるということです。

このほかに会場では、被災地の出身でいまは日本で暮らすクルド人が作った焼き菓子なども販売されていました。

会場を訪れた埼玉県新座市の50代の女性は、「被災地は想像できないような大変な状況なんだろうと改めて感じました」と話していました。

映画の同行通訳を務めた磯部加代子さんは、「地震の被災地が埼玉県で暮らすクルド人の地元であることも知ってほしい」と話していました。

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チャリティー上映会は、日本で暮らすクルド人を支援している団体が共同で開き、会場にはおよそ50人が集まりました。

上映された映画は日本人の映画監督がおととしまでの3年間、地震の被害が大きかったトルコ南部のカフラマンマラシュなどで撮影した作品です。

会場では、語り部とされるクルド人の男性が歌う様子やカフラマンマラシュの風景を撮影した映像が映し出され、集まった人たちはじっくりと鑑賞していました。

企画した団体によりますと、上映会の入場料は被災地を支援するため現地に送られるということです。

このほかに会場では、被災地の出身でいまは日本で暮らすクルド人が作った焼き菓子なども販売されていました。

会場を訪れた埼玉県新座市の50代の女性は、「被災地は想像できないような大変な状況なんだろうと改めて感じました」と話していました。

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被災後の生活再建 個別寄り添い、継続支援を【統一地方選 地域課題を考える 記者からの提言】|あなたの静岡新聞 - あなたの静岡新聞

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 災害の発生後に、住宅再建をはじめ、健康や精神面、就労、収入など被災者が直面する問題はさまざま。東日本大震災以降、全戸訪問調査などから被災者個々の課題を把握し、寄り添った支援を継続して行うことで生活再建につなげる「災害ケースマネジメント」の必要性が高まっている。昨年9月に発生した台風15号でも、その重要性が浮き彫りになったが、自治体の認識や支援体制の構築は十分とは言えない。

台風15号で被災した女性(右)の自宅を訪問する地域支え合いセンター職員ら=3月中旬、静岡市葵区内牧
台風15号で被災した女性(右)の自宅を訪問する地域支え合いセンター職員ら=3月中旬、静岡市葵区内牧

 台風15号から約半年の3月中旬。静岡市葵区内牧の高齢女性(86)宅を市地域支え合いセンター職員とボランティアが訪ねた。女性は脳梗塞で半身にまひが残る娘と2人暮らし。床上浸水で、畳を撤去した床板の上に段ボールなどを敷いたまま生活している。半年たってもなお、女性のように修繕が必要な住宅に住み続ける在宅被災者が一定数いる。
 自治会未加入者の増加だけでなく、相談窓口に自ら行けない人、支援を求める声を上げられない高齢者など、行政が積極的に被災状況を把握しなければ支援から漏れてしまうためだ。平常時に福祉サービスを受けていても、収入面など新たな問題が浮上したり、介護や生活困窮といった元々抱えている課題が深刻化したりするケースもある。
 支援漏れを防ぐためには、全戸訪問調査などによる早期の状況把握が必須となる。市は職員による調査を実施。市地域支え合いセンターを設置し、市社協に個別相談や見守りなどの活動を委託したが、対応に遅れもあった。
 個別事情に寄り添った支援には、調査や相談で得られた情報を共有する場が必要だ。行政だけでなく支援に携わる団体も含めて具体的な解決策を検討し、課題に応じて弁護士や建築士など専門家につなぐ仕組みも不可欠。こうした仕組みを機能させるため、災害対応の主体となる市町は縦割りではなく危機管理、福祉など複数の部局が横断的な体制を構築しておかなければならない。
 災害ケースマネジメントの考え方自体の浸透も途上にある。静岡市もその必要性を当初から認識できていなかった。県内全域に取り組みを広めるため、県には研修や先進事例の紹介を通じた啓発、人員派遣などのサポートが求められる。

 ・全戸訪問調査などによる積極的な状況把握を
 ・自治体だけでなく支援団体とともに被災者の多様な課題に対応を
 ・行政は縦割りではなく部局横断で取り組んで

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Thursday, March 23, 2023

台風15号による甚大な被害から半年 被災者への影響が長期化:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

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 静岡県内に甚大な被害をもたらした台風15号による記録的豪雨から23日で半年。いまだに公営住宅などでの仮住まいを余儀なくされている人が32世帯83人に上ることが、県のまとめでわかった。静岡市を中心に568棟の住宅で応急修理が完了しておらず、被災者への影響が長期化している。

 県内では台風15号の接近で、昨年9月23日夜~24日にかけて線状降水帯が発生し、12時間の降雨量は、静岡市で404・5ミリとなるなど七つの地点で観測史上最多となった。3人が死亡し、6人がけがをした。

 県によると、床上浸水の被害は5647棟、床下浸水は4035棟、全壊や半壊、一部損壊は5652棟に上っている。災害救助法に基づく住宅支援では、今月20日時点で応急修理の申請が1322件あったが、完了しているのは754件と約6割にとどまっているという。(黒田壮吉)

     ◇

 昨年9月の台風15号の大雨の影響で故障し、一部が使えなくなっていたJR静岡駅北口地下駐車場「エキパ」が全面復旧した。20日から、400台が駐車できるようになった。

 静岡市によると、地下4層構造のエキパは、昨年9月の台風15号で冠水した。駐車システムの機材に故障が生じ、営業を停止。10月中旬から動作確認が完了した224台分で営業を再開し、順次、復旧作業を進めていた。

 復旧に約半年がかかったことについて、市は「ショートした電線が個別発注のため時間がかかった」としている。市の負担分で400万円がかかったという。(黒田壮吉)

     ◇

 台風15号による断水被害が約2週間続いた静岡市清水区の清水宍原小学校では、生活用水の備蓄を本格化させている。同小では発災時、教職員が近くの川から水をバケツで運んで、トイレや手洗いに使っていた。

 同小によると、水道水の給水が再開された直後から、支援物資として届けられた飲料水のペットボトル2リットル6本入り20ケースを保管することにした。

 全校児童15人の小さな学校。断水時には水筒を持参させ、トイレの使用を制限するなど不自由な学校生活が強いられた。西沢伸明教頭は「児童は水の大切さを肌身で感じた。生きた防災教育ができた点で、無駄な日々でなかったと思う」と話した。(中村純)

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トルコ 多くの被災者が避難生活する中ラマダン始まる - nhk.or.jp

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このうち、先月6日の大地震で、5万人以上が死亡し、甚大な被害を受けたトルコ南部の被災地でもテントでの暮らしを余儀なくされている多くの人が、断食をしながら、聖典コーランを読むなどして過ごしていました。

このうち、先月6日の大地震で、5万人以上が死亡し、甚大な被害を受けたトルコ南部の被災地でもテントでの暮らしを余儀なくされている多くの人が、断食をしながら、聖典コーランを読むなどして過ごしていました。

また、断食を終える日没になるとテントの前の食卓に炊き出しの羊肉の煮込み料理などを並べて家族と一緒に食べる人たちの姿も見られました。

避難所のテントで夫と2人の子どもと暮らす43歳の女性は「多くの人が亡くなり暗い気持ちだ。家でラマダンを迎えたかった。二度とこんな目にあわないよう神に祈りたい」と話していました。

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Tuesday, March 21, 2023

トルコ・シリア地震による被災地・被災者への支援に関するお知らせ - PR TIMES

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2023年2月6日にトルコ南東部で発生した大規模地震の影響により、亡くなられた方々、ご遺族の皆様に謹んでお悔やみ申し上げます。また被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。 

ハンモックは、「組織を強くするIT環境をすべての人へ」をミッションに、ITを通じて人々の豊かな生活へ貢献することを使命として事業活動に取り組んでいます。

被災地の一日も早い復興を心より願っております。

▼日本赤十字社「2023年トルコ・シリア地震救援金」
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/2023turkeysyria/

■株式会社ハンモックについて
ハンモックは、法人向けソフトウェアメーカーです。組織を強くするIT環境をすべての人へご提供するべく、法人に必要な3領域『セキュリティ、営業支援、業務効率化』でお客様課題の解決を実行しています。

代表者 : 代表取締役社長 若山 大典
設 立 : 1994年4月1日
資本金 : 3,648万円
売上高 : 36億円(2022年3月期)
従業員数 : 223名(役員除く/パート含む)
本社所在地 : 東京都新宿区大久保1-3-21 ルーシッドスクエア新宿イースト3F
URL : https://www.hammock.jp?20230320=pr

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Monday, March 20, 2023

妹失い…12年目の思い「被災者をやめない」これが私のプロフィール 「大川小学校」の映画製作 【長野発】|FNN ... - FNNプライムオンライン

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東日本大震災から3月11日で12年が経った。宮城県石巻市の大川小学校では津波で児童と教職員あわせて84人が犠牲になった。そこで、妹を亡くした女性がその後、映画を作り、全国で上映会が開かれている。製作した女性の12年目の思いと、小学校が縁となって開かれた長野県上田市での上映会を伝える。

大川小で妹を亡くした女性が製作

映画「春をかさねて」 ©Sonomi Sato
映画「春をかさねて」 ©Sonomi Sato
この記事の画像(17枚)

津波で、ともに妹を亡くした女子中学生の2人。

(映画「春をかさねて」より)
みすずたち、まだ小学生だったけど、これから先、中学生になっていろんなこと経験して、好きな人ができて、恋もしたりしたんだろうなって。だけどもう何も知れないでしょ、一生。それなのに、自分だけそんなことやってられないなって

上田市で上映会(2月)
上田市で上映会(2月)

映画「春をかさねて」。小学校で多くの犠牲者がを出した石巻市大川地区を舞台にした作品だ。

2月、上田市で上映会が開かれた。

監督・脚本・佐藤そのみさん
監督・脚本・佐藤そのみさん

監督・脚本・佐藤そのみさん:
2歳年下の妹を大川小学校というところで亡くして、そこから今までとはまるで違う日常が始まって、その中で感じたことをどちらも入れたような作品になっています

映画を作った佐藤そのみさん(26)。作品は自身の経験に基づいている。

大川小学校(2011年撮影)
大川小学校(2011年撮影)

佐藤さんの母校でもある大川小学校。あの日、大きな揺れの後、児童たちは校庭に集まった。その後、裏山など高い所への避難が遅れ、津波に襲われた。

大川小学校(2011年撮影)
大川小学校(2011年撮影)

小学校では児童74人、教職員10人が犠牲になった。

左 妹・みずほさん
左 妹・みずほさん

佐藤さんは当時小学6年の妹・みずほさんを亡くした。

佐藤そのみさん(2011年取材/当時中3)
佐藤そのみさん(2011年取材/当時中3)

佐藤そのみさん(2011年取材/当時中3):
歩いて大川小に行こうとしたら「みずほさんも遺体上がったよ」って言われて、何も考えたくなかったし、何も言いたくなかったし。みずほとしかできないこと、みずほにしか話せないことだらけだったので、今、そういう存在がないので

「校舎を未来に残して」

妹を失った現実、多くの犠牲者を出した地域と向き合ってきた佐藤さん。悲惨な過去を持つ校舎を取り壊そうという動きが出ると、仲間と未来に残す必要性を訴えた。

佐藤そのみさん(2015年取材/当時18歳):
子どもたちがそこで生きた証と、二度とあのような悲劇を繰り返さないために、あの校舎を通して伝えていくことが大切です。あの校舎にはそれだけの説得力があります

大川小学校
大川小学校

その後、小学校は「震災遺構」として残された。

語り部の父「防災は希望」

今回の上田での上映会は、この大川小学校が「縁」となって開催された。

佐藤さんの父・敏郎さん
佐藤さんの父・敏郎さん

佐藤さんの父・敏郎さん。大川小で語り部として活動している。

語り部・父・敏郎さん:
防災は助かるためです。死なないためにやるのが防災です、防災はハッピーエンドです。ハッピーエンドの未来まで想定しきる。そしたら恐怖じゃなくて、希望なんです。そのために、ここで起きた悲しみ、恐怖、失敗、後悔、それが材料になればいいんだ

右 上映会・上田有志の会・中山久貴さん(小学校校長)
右 上映会・上田有志の会・中山久貴さん(小学校校長)

上映会を開いた有志の一人、長野市の小学校の校長、中山久貴さん。

2017年、教員の勉強会で大川小を訪ね、敏郎さんの話を聞いた。以来、毎年、足を運んでいる。

上映会・上田有志の会・中山久貴さん(小学校校長):
大川小は絶望の場所でも、みじめな場所でもなく、未来を開く場所だと(敏郎さんに)強く言われた。毎年、防災訓練・防災学習を行っているが、東日本や大川小学校を訪れる前はどこか人ごとだったんだろうなという気はする。いつか災害がやってくる、ではなく必ず災害がやってくると。その時に学校として、大人として、できることを最大限考えましょうという考えに変わった

「溝を乗り越えて分かり合いたい」

父・敏郎さんと交流のあった有志が上映会を企画。娘の佐藤さんを招いた。

製作の様子
製作の様子

この日、上映された作品は二つ。冒頭で紹介した映画「春をかさねて」は、佐藤さんが学生時代の2019年に製作したものだ。

ともに妹を亡くした「祐未」と「れい」。「妹の分も真面目に生きなければ」と考える「祐未」は、ボランティアの大学生に恋をする「れい」にいら立ちを感じる。

れい(「春をかさねて」より):
すごいね、祐未は

祐未(「春をかさねて」より):
別に普通だよ。れいみたいに化粧とか、そういうのできる方がすごいと思う、私にはできないもん

れい(「春をかさねて」より):
別に何も考えてないわけじゃないよ

祐未(「春をかさねて」より):
ごめん

登場人物は佐藤さん自身や身近にいた人たちがモデルとなっていて、震災後の戸惑いや希望が等身大で描かれている。

監督・脚本・佐藤そのみさん
監督・脚本・佐藤そのみさん

監督・脚本・佐藤そのみさん:
震災があってから、みんなそれぞれすごく大変で、周りを思い合うとか相手の立場を考える、それどころではなかったという状況がみんなあって、溝が生まれてしまった。でも大好きな地域で、本当はみんな仲が良かったはずだから、いつかその溝を乗り越えて分かり合えたらいいなっていう願いが「春をかさねて」には込められています

震災で亡くなった大切な人へのメッセージ

ドキュメンタリー「あなたの瞳に話せたら」©Sonomi Sato
ドキュメンタリー「あなたの瞳に話せたら」©Sonomi Sato

もう1つは同じく大学時代に作ったドキュメンタリー「あなたの瞳に話せたら」。

佐藤そのみさん(「あなたの瞳に話せたら」より):
みずほへ、元気ですか。みずほはもう21の年だろうか。おねえちゃんはあの後、中学と高校を卒業して、その後、東京へ出て映画を勉強する大学に入りました

製作の様子
製作の様子

震災で亡くなった大切な人へのメッセージだ。

生き残った男性からクラスメートへ(「あなたの瞳に話せたら」より):
あまりみんなのところに顔を出しに行けなくてごめんね。本当はみんなの家に手を合わせに行きたかったけど、遺(のこ)されたみんなの家族に悲しい思いをさせてしまうと感じて行けませんでした。みんなはそんなことないって言ってくれるかな

亡くなった妹へ(「あなたの瞳に話せたら」より):
おねえちゃんの今の暮らしを見てどう思う?楽しそう?心配?さとがいなくなってから私、変わったんだ。私が明るくなってみんなを楽しませなくちゃって。神様をものすごくうらんでるよ。なんで連れていったの、なんで会えないの、いつもみたいにお姉ちゃんって走って抱き付いてきてよ

経験が重荷 「震災に区切りをつけたい」

震災前から映画の世界を志していた佐藤さん。映画にしたかった大川地区は震災で一変した。それでもふるさとを舞台に作品にしたのは…。

監督・脚本・佐藤そのみさん:
これを撮らないと次に進めないなと思って、自分のために作ったのが一番大きいかもしれない、自分の人生のために。自分が考えてきたことにここで一旦、区切りを付けたいという気持ち

ずっと震災と向き合い佐藤さんは、いつしか「被災者であることをやめたい」と思うほど、自身の経験を重荷に感じるようになっていた。

心境に変化 「被災者であることをやめなくてもいい」

しかし、各地で作品が上映されるようになると心境に変化が。それは小学校が「震災遺構」として残されたことと重なる。

監督・脚本・佐藤そのみさん:
(過去を)なかったことにして次に行こうと思っていたんですけど、ゆっくりですけど上映活動をしていく中で、被災者であることをやめなくてもいいかなって思うようになりました。これが私のひとつのプロフィールだし、肩書だし

上田での上映会では100人以上が鑑賞―。

来場者(元教員):
たんたんと語っているあの姿が、叫びでもなくなんでもない、それが本当の、それしかできない姿なのかなと思いましてね。当時、自分だったら何ができただろうと思う

来場者(大学生):
自分たちも向き合わなければいけないということも教えられたような気がしますし、若い年代、震災を経験してない時代に生まれてきた子に伝えることが多くあるのかなと、すごく感じます

上映会・上田有志の会・中山久貴さん(小学校校長)
上映会・上田有志の会・中山久貴さん(小学校校長)

上映会・上田有志の会・中山久貴さん(小学校校長):
佐藤監督はこれからも各地で上映会を重ねていくだろうし、そんな輪が広がって、東日本に、大川小に足を運ぶ人が途絶えることなく続いていくんだろうなと。(自分も)行き続けたいなって思います

大川小学校
大川小学校

今は東京で会社員として忙しく働く佐藤さん。今後も、上映会に足を運び、経験を伝えたいと考えている。

監督・脚本・佐藤そのみさん:
私たちがなかったことにせずに、言葉にできるときはしていくべきなのかなって。つらかったら離れてもいいんですけど、貴重な経験をもっているんだということは自覚していたい

(長野放送)

記事 792 長野放送

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Sunday, March 19, 2023

県の「被災者支援センター」への相談・対応件数 大幅に増加|NHK 岩手県のニュース - nhk.or.jp

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東日本大震災で被災した人の生活の再建を支援するため、岩手県が釜石市に設置した「いわて被災者支援センター」の今年度の相談や対応件数は1月末時点で3400件余りで、すでに前の年度から2.6倍に増えています。

岩手県はおととし4月から暮らしの問題などで悩んでいる被災者の相談に応じる窓口として「いわて被災者支援センター」を釜石市に設置し、電話や面談で相談を受け付けています。

県によりますと、センターが相談に応じたり弁護士などの専門家のサポートを得たりした件数は今年度はことし1月末時点で3406件となっていて、前の年度の1288件から2.6倍に増えています。

対応の内訳を見ますと▽電話や面談での相談が1613件で、▽専門家のサポートが227件などとなっています。

これまで相談の多かった相続や同居のトラブルなど家族に関する悩みに加えて、物価高やコロナ禍を背景に経済的に困窮したり、住宅ローンの支払いが厳しくなったという相談が増えているということです。

いわて被災者支援センターの山屋理恵センター長は「生活の再建は短期で終わるものではなく一歩ずつ進めていくもので、新たな悩みを抱えたときに一人で抱え込まず、気軽に相談してほしい」と話しています。

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Friday, March 17, 2023

トルコ被災者救援 池小児童が寄託 伊東|あなたの静岡新聞 - あなたの静岡新聞

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 伊東市立池小の児童が15日、2月上旬に発生したトルコ・シリア大地震の救援金に役立ててもらおうと、募金活動で募った15万2円を日本赤十字社伊東市地区長の小野達也市長に寄託した。

救援金を手渡す児童=伊東市役所
救援金を手渡す児童=伊東市役所

 同校では2月中旬から約1カ月間、学校や生涯学習センター池会館、大室山リフトに募金箱を置き、朝の時間帯には6年生が学校玄関に立って善意を募った。6年生が市役所を訪れ、小野市長に手渡した。
 高橋慈季君(12)は「道徳の時間にトルコと日本の結びつきを学習したので、恩返しがしたいと思った」と話した。小野市長は「ありがとう。とても良い取り組みで、支援の心が被災者に伝わると思う」と感謝した。

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Wednesday, March 15, 2023

あれから12年、息子は小学6年生に 「被災者の1人として、同級生の母として」防災授業で伝えたこと【静岡発】|FNN ... - FNNプライムオンライン

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東日本大震災が発生した日から12年。震災で福島県から家族で静岡県富士宮市に避難してきた女性が、小学校の防災授業で講師を務めた。被災者の一人として「考えて知ろうとする心を忘れないでほしい」と呼びかけるとともに、「命を大切にしてください」と同級生の子供を持つ母親の思いを伝えていた。

すべてが変わった3月11日

小笠原さん「携帯から聞いたことがない音がした」
小笠原さん「携帯から聞いたことがない音がした」
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小笠原 明日香さん:
携帯から聞いたことがない音がしました。それが初めて聞いた緊急地震速報でした

防災授業
防災授業

2023年3月3日、静岡県富士宮市の富丘小学校で開かれた6年生の防災授業。

講師を務めたのは、東日本大震災で被災した福島県郡山市から富士宮市に避難してきた小笠原明日香さんだ。

長男・日向くんと小笠原さん
長男・日向くんと小笠原さん

震災があったあの時、実家にいた小笠原さんは生後1カ月の長男・日向(ひゅうが)君と添い寝しようとしていた。

小笠原 明日香さん:
寝ていた日向を抱きかかえて、慌てて外の駐車場に飛び出してしまいました。だんだん揺れが激しくなってきて、塀がすごく波打つように揺れ、反対側にある家からは屋根の瓦が少しずつ落ちてきて、足元で砕けました

「生の声を聞き自分のこととして」

富岡小学校・中川優芽先生
富岡小学校・中川優芽先生

防災授業を企画したのは、富丘小学校の中川 優芽 先生だ。

移住して防災を学ぶ中川さん(2018年・岩手県)
移住して防災を学ぶ中川さん(2018年・岩手県)

中川先生は5年前、防災教育のスペシャリストを目指し、いったん教職を離れ、大学院で防災教育を研究しながら、2年間、釜石市に移り住んだ経験を持っている。

中川先生「子供たちが自分のこととしてとらえてくれたら」
中川先生「子供たちが自分のこととしてとらえてくれたら」

富丘小学校・中川 優芽 先生:
子供たちが自分のこととして、とらえてくれたら良いという思いで、当事者の生の声を聞くことによって、自分たちが生まれた時にこういうことがあったことを知ってもらいたくて、この授業を開きました

小笠原さん「家族で事前に話し合うことが大切」
小笠原さん「家族で事前に話し合うことが大切」

小笠原さんも、震災の経験を伝えたいと考えていた。

小笠原 明日香さん:
地鳴りが下から聞こえてきて、地震がくると気づくことがよくありました。1週間位ほとんど眠れなかったです。災害が起きたら、連絡を取り合いたい場面が出てくるかもしれないが、連絡はまず取れなくなると思ってください。待ち合わせ場所をあらかじめ決めておく、家族で話し合っておくことが大切だと思います

福島から栃木、そして静岡へ

福島・相馬市 2011年
福島・相馬市 2011年

2011年3月22日に発生した東日本大震災では、1万5000人あまりが犠牲となり12万戸以上の建物が全壊。(警察庁2021年3月)

小笠原さんが住んでいた郡山市では最大震度6弱を記録し、たくさんの建物が倒壊した。

さらに、福島第一原発の事故により、郡山市内でも環境放射能測定値が大きく上昇した。

小笠原さん「最初は他人事だった」
小笠原さん「最初は他人事だった」

小笠原 明日香さん:
原発事故が起きて、最初避難区域が10km、20kmと拡大していったが、郡山は50~60km位離れているので、最初は本当に他人事だったんです

2人で栃木に避難
2人で栃木に避難

当初は危機感がなかったという小笠原さんだったが、事故発生から10日後に弟の住む栃木県に息子と2人で避難した。ただ、さまざまな不安があり、そこでもなかなか外へ出る気持ちにはなれなかった。

6カ月後の2011年9月、夫の会社の配慮で富士宮市に引っ越した。富士宮市に来て、ようやく安心して外出できたという。

家族で富士宮へ
家族で富士宮へ

小笠原 明日香さん:
引っ越してきた翌日からベビーカーに乗せて河川敷を散歩して、やっと外に出せたなと、本当にそれがうれしくて

あれから12年、息子も6年生に

授業を手伝う日向君
授業を手伝う日向君

当時、生後1カ月だった日向君も小学6年生。この日の授業を手伝っていた。

長男・日向君:
母親から地震のこういうところがひどかったといったことや原発の被害とか。親のおかげでここに来れたので、親に感謝したい

小笠原さんと日向君
小笠原さんと日向君

日向君が元気に育ってくれたこと、そして、震災について関心を持ってくれたことに母親として感慨深いものがあるようだ。

小笠原 明日香さん:
福島はいろんな状況の人がうまれてしまって、強制的に避難をしなくてはいけなかった人と、私たちみたいに自分の判断で引っ越した人。当時、避難したくてもできない人がたくさんいたんです。私たちはたまたま転勤させてもらえて、こっちに来ることができました。たくさんの方にお世話になって、よくしていただいて今があります。感謝の気持ちを忘れないで、困っている人がいたら助けてあげられるような人になってほしい

被災者として、母として

防災授業
防災授業

小笠原さん親子は、地震だけでなく、原発事故が起きれば、日常が奪われることを伝えた。

小笠原 明日香さん:
今また原発を使った方が良いんじゃない、もうちょっと長く使った方が良いのではという話になってきています。でも原発を使うということは、さっきみたいなリスクもあることをみんなちょっと心に留めておいてほしい

真剣に耳を傾ける子供たち
真剣に耳を傾ける子供たち

小笠原さんの話を聞いた児童は、「原子力発電を知って、すごく良いときはあるけど、リスクもあることを知った」「自分たちが教わったことを、次の人たちに伝え、地震が起きた時には自分たちだけでなく、ほかの人も守れると良いと思った」と、それぞれ感じるものがあったようだ。

小笠原さんは、子供たちに以下のメッセージを送り授業を終えた。

子供たちに語り掛ける小笠原さん
子供たちに語り掛ける小笠原さん

小笠原 明日香さん:
災害が起きたらどうなるのか、考え、知ろうとする心をこれからも忘れないでください。命を大切にしてください。被災者の一人としても、みんなの同級生のお母さんとしても、みんなが無事に大きくなるのを心から願っているし、みんなの成長を楽しみにしています

(テレビ静岡)

記事 591 テレビ静岡

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