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Thursday, September 14, 2023

テントに複数家族、男性は外 「解決策を」、神に祈る被災者―モロッコ地震 - 時事通信ニュース

taritkar.blogspot.com

2023年09月14日13時31分

13日、モロッコ中部ハウズ県アサラの避難テントが張られた広場で礼拝する被災者

13日、モロッコ中部ハウズ県アサラの避難テントが張られた広場で礼拝する被災者

 【ハウズ(モロッコ)時事】モロッコ地震で大きな被害が出た中部ハウズ県では、各集落にテントが届き始めている。しかし、山あいにある被災地のアサラ村を13日訪れると、一つのテントを複数の家族が共有。女性と家族以外の男性との関わりに敏感なイスラム文化の中で、高齢者も含め男性は野外で生活していた。

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 住民によると、アサラ村の世帯数は約1200。届けられたテントの数が足りず、女性と男児を含めた子供が優先的にテントを利用している。夜は一つのテントで2~3家族の15人ほどが雑魚寝。90代の父を持つ男性は「余裕があれば高齢男性のテントも用意できればいいが、仕方ない」と語った。
 アサラ村には水が通っており、トイレは全壊を免れた家屋のものを「危険を冒して」(住民)利用している。しかし、シャワーは使えず、下着など着替えは不足。衛生面の悪化が懸念されている。
 午後5時、イスラム教の神学生が礼拝時間を告げる「アザーン」を広場で唱えた。地震前はモスク(イスラム礼拝所)のスピーカーで一帯に響かせていたが、現在はモスクが損傷して使用できない。人々は敷物を地面に広げて礼拝を開始。ホテル従業員のフセイン・ゼムホンさん(36)は「亡くなった人が天国に行けるよう」祈るとともに、避難所の現状や、今後冬を迎える避難生活を考え、「どうか解決策を与えてください」と願ったという。

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