甘粛省臨夏回族自治州=林望
中国西部の甘粛省臨夏回族自治州で18日午後11時59分、マグニチュード（M）6・2の地震があり、多くの人が倒壊した建物の下敷きになるなどの被害が出た。中国メディアによると、19日夕までに同省と、隣接する青海省の両省で126人の死者が判明しており、20人の行方が分かっていない。負傷者数は700人を超えている。
現場は甘粛省の省都蘭州市から南西へ約100キロの山間部で、震源の深さは約10キロ。記者が震源近くの現場に入ると、建物が崩れ、水道や道路などにも大きな被害が出ていた。
「まるで炒め物をする鍋の中に立たされたようだっった」
震源から約15キロの大河家鎮の自宅で被災した馬東さん（44）は、地震の衝撃をそう話した。18日深夜、寝ているところを襲った激しい横揺れは30秒近く続いたように感じたという。
同鎮郊外にある康吊村の集落では、3軒で計7人が崩れた家の下敷きになって死亡した。大破した壁は、れんがやコンクリートのブロックづくりだが、細い鉄筋でわずかに固定されている程度だったのが分かる。
3千M近い標高、周期的な地震
町の中心部でも2階建ての店…
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からの記事と詳細 ( 壁崩れ、凍える被災地 中国西部の地震、死者・不明者146人に：朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
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