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Tuesday, January 30, 2024

能登の被災者5割超、仕事や介護理由に「2次避難に応じるつもりない」…読売アンケート調査 - 読売新聞オンライン

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 能登半島地震の発生から1か月を前に、読売新聞は石川県内の被災者133人にアンケート調査を実施し、被災地外への「2次避難」について、「応じるつもりはない」と回答した人は、必要を感じない人を除くと68人で、5割超に上った。仕事や家族の介護・子育てなどの事情で地元を離れることをためらう被災者の実情が浮かび上がった。

 県は被災者の災害関連死を防止するため、ホテルなどの2次避難先を県内外に確保し、学校などの「1次避難所」などで生活する住民に移動を促している。だが、最大3万人超の避難者のうち、2次避難者は約4000人にとどまる。

 調査で2次避難の意向を尋ねたところ、「応じるつもり・申請済み・避難済み」は32人と2割強にとどまった。「応じるつもりはない」と答えた人は89人で、うち21人は「生活に支障がなく、必要を感じない」とした。2次避難に応じない理由を複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「仕事」の32人で、「家族の介護・子育て」が14人いた。「その他」では、「残る人たちに申し訳ない」「慣れた環境で生活したい」などの声が聞かれた。

 調査では、自宅の被災状況も尋ねた。地震で「倒壊した」は18人、「傾いた・損壊した」は94人。津波やその他もあわせ、約9割の121人が被害を受けた。

 生活で困っていること(複数回答)は、6割超の86人が「断水」を挙げ、「行政からの情報が十分に入ってこない」(31人)、「睡眠不足」(29人)が続いた。車中泊を経験した人は23人。避難場所を移動した人は85人で、移動回数は多い人で6回に上った。

 調査は23~26日、輪島、 珠洲すず 、七尾市と志賀、能登、穴水町の避難所などで実施。10~90歳代から回答があり、このうち21人は、県外を含む2次避難所や身を寄せた親族宅で聞いた。

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