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Monday, March 9, 2020

【東日本大震災9年】絵本、音楽 被災者癒やす - 中日新聞

絵本をスライドに投影しながら朗読する増田梨花教授(左)=金沢市安江町で

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活動続ける立命大院教授 講演

 東日本大震災を風化させないための集い「勿忘(わすれな)の会」が八日、金沢市安江町の真宗大谷派金沢別院で開かれ、絵本の朗読と音楽の演奏を組み合わせて被災者の心を和らげる取り組みを続ける立命館大大学院の増田梨花教授(臨床心理学)が講演した。(阿部竹虎)

 増田教授は、絵本と音楽を通じて聞き手がリラックスし、ストレス緩和につながる効果を研究。宮城県石巻市や同県女川町を学生と訪れ、仮設住宅や高齢者施設で活動してきた。二〇〇九〜一三年には金沢工業大大学院で教授を務めた。

 被災地で読む絵本のテーマに「寝る」「食べる」「遊ぶ」の三つを挙げ、実際に現地で披露した絵本や音楽を紹介した。高齢者のために読んだのは、母子の愛情を題材にした絵本「ラヴ・ユー・フォーエバー」。作中の子守歌は「生まれたばかりの命を見つめて歌うため、心の安定につながる」と説明した。参加者と童謡「ふるさと」を歌い「絵本と音楽を媒介に心を一つにできる」と語った。

 「からすのパンやさん」など食べ物に関する絵本を読み聞かせた被災地の子どもが、人の絵を表情豊かに描いた例も示し「絵本が子どものエネルギーになっているようだ。今後も研究していきたい」と話した。

 意見交換会もあり、僧侶仲間と被災地でボランティア活動をした本泉寺(金沢市二俣町)の僧侶、松扉(しょうひ)さん(40)が「音があることで内容が伝わりやすくなるのでは」と指摘。増田教授は「視覚と聴覚、右脳と左脳が両方働いていることに関係がある」と応じた。

 集いは、金沢市を中心とした寺の僧侶でつくる「真宗大谷派金沢災害支援ネットワーク」が毎年開催。僧侶や教育関係者ら約二十人が参加した。

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1 comment:

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