去年の7月豪雨で50メートルにわたって崩壊した盛り土でつくられた大分県九重町の林道。工務店や農地が被災したとして被害を受けた男性が10月5日、大分県に4,700万円余りの損害賠償を求める訴えを起こしました。 (藤原三治さん)「ここから崩落して水が落ちた」 訴えを起こしたのは大分県九重町の農業藤原三治さん(70)です。訴状によりますと九重町松木にある県管理の「林道平家山・宮ノ尾線」は去年の7月豪雨により、およそ50メートルにわたって道路が崩落し大規模な土砂崩れが発生しました。この影響で崩落現場からおよそ300メートル下で藤原さんが営む自然薯の農地や工務店が被災したため、国家賠償法に基づき大分県に損害賠償4,700万円余りを求めています。争点となる林道崩壊の原因について大分県は経験したことのない降雨により地下水位が上昇した自然災害と判断。一方、藤原さんは石やがれきがある不適切な状態で林道の盛り土工事が行われたほか雨水が流れる側溝などが機能しなかったなどとして設計や管理の不備を指摘しています。 (藤原三治さん)「ここの沢で地下水なんて聞いたことない。突然雨が降ったからと言って道路が壊れるだけの大量の地下水が出るなんて不思議。管理者には原因を認識してもらって今後このようなことが起こらないように勉強してもらいたい」 大分県の担当者は「問題の林道は建築基準に沿って設置した盛り土構造物で、原告の主張とは全く異なる。訴状をよく確認して今後の対応を決めたい」としています。
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