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Tuesday, January 4, 2022

熊本豪雨1年半、被災地首長「復興を加速」 仕事始め式で決意|熊本日日新聞社 - 熊本日日新聞

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 関連死を含めて67人が犠牲になり、2人が行方不明となった2020年7月の熊本豪雨から、4日で1年半となった。この日は官公庁の仕事始め式とも重なり、被災地の首長は集まった職員たちに復興の加速化を呼び掛けた。

 市街地の被害が大きかった人吉市の松岡隼人市長は「将来の見通しを立てるには住まいの確保が欠かせない。引き続き支援策を充実させたい」と強調。蒲島郁夫知事が昨年12月に示した木造の建設型仮設住宅の活用方針を踏まえ、市が引き取り、市営住宅として被災者に提供する考えを明らかにした。

 市町村別で最多の25人が犠牲になった球磨村の松谷浩一村長は「積み上げてきた復旧・復興の取り組みが目に見えてくる年になると期待している。これまで以上に緊張感を持ってほしい」と激励した。

 復興まちづくり計画の策定が最終段階に入っている八代市の中村博生市長は「復興を部署間の連携なしに進めることはできない。全ての課題をわが事として捉え、相互に協力し、スピード感を持って取り組んでほしい」と述べた。

 芦北町の竹崎一成町長は「これから災害公営住宅の本格的な設計が始まる。一日も早い完成を目指して頑張りたい」と決意を新たにし、「復旧・復興なくして町の発展なし」を合言葉にしようと提唱した。

 球磨村では成人式もあり、代表としてあいさつした東京都練馬区の大学2年松永倫佳さんは「災害という苦境に立たされても進み続ける村の人々は誇るべき存在。これからも故郷を思い、村民の期待に応えていく」と誓った。豪雨に言及した感想文の朗読もあった。(小山智史、元村彩、山本文子)

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