市には ふるさと納税や寄付金
記録的な大雨に見舞われた小松市の被災地に、支援物資が続々と届けられている。清掃道具や飲食料など早期復旧に役立つ物資に、被災した人たちからは感謝の声が聞かれる。物資の過剰供給で被災者が困らないようにする工夫も見られる。企業や団体から市への寄付金やふるさと納税も集まっている。(久我玲)「何が足りてませんか。暑くて大変だけど頑張っていきましょうね」。飲料水やタオル、カップ麺が並べられた中海町公民館。校下婦人会長の松浪真実さん(44)が、必要な物資を取りに来た住民らに呼びかけていた。企業、団体、市社会福祉協議会から連日届く。北武志町内会長(63)は「多くの支援がありがたい。日常を早く取り戻したい」と話した。ただ、復旧作業に欠かせない作業用のゴム手袋やブルーシートなどは足りてないという。
多くの善意を無駄にしないようにする取り組みも進む。こまつ子ども食堂には、全国の子ども食堂や利用者から物資が届けられ、食堂運営者らが被災した地域に届けている。飲料水やレトルト食品、清掃道具を持って行き、相手がほしいものだけ提供している。
九日には床下乾燥機のサーキュレーター二台が届いた。国府ふなみ子ども食堂代表の中川朗子さん(55)は「あまった物は保管して、食堂でも活用できるかもしれない。現地に行って要望を聞いて、無駄にはしたくない」と話す。県内外で大雨の被害が相次いでおり、他の被災地にも提供できないかと考えている。
市への寄付金は、五〜九日に五つの企業・団体から計約二百万円の寄付があった。ふるさと納税では、三つのポータルサイトで災害支援の返礼品のないコースを受け付けており、八日時点で百件計八十二万八千円が集まった。返礼品があるふるさと納税の件数も増加しており、応援コメントが多数寄せられているという。
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